新世界くしゃみラプソディ

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【まほやく】ブラッドリー自由研究帳

氷の街でブラッドリーのオタクが500000000人増えた

(9月17日Privatterの再掲)

 

氷の街、ブラッドリーのオタクが500000000人増えたでしょ。

 

試しに「ブラッドリー」でTwitterパブサしてみてください、こんなにもブラッドリーへのラブコールが溢れ返っているんだから間違いないです。 うっかり忘れかけていましたが、北の魔法使いってやっぱりやべえ奴らなんですよね。氷の街はたった6話でそれを見せつけてきやがった。(北の国特有のクレイジー)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)

マーシアの実の話、ぞくぞくしませんでしたか?子宝の実を植えながら、人が集まったら街ごと捨てるんですよ??? なあにその人心失ってる感じ。【巣作りしちゃ飽きて捨てる。まだ虫の方が情がある】……人間の生き死にのサイクルを、植物とか昆虫と同じように語っちゃう感じ、ほんともう北ってやばいクレイジー

 

……の、はずなんだけどさ。

 

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「ちっ……。」って。だいじなとこで舌打ちしてくれる君。解釈一致すぎて500点。

 

限界クレイジーな北の国で、唯一(?)人間に近しい感性をもってるブラッドリーの兄貴分な一面。 でも、誰にでも優しいわけじゃなくって、生き延びるため足掻いた奴にだけ寵愛を与えるっていう、彼の美意識。 そして、「守ってやる」じゃなくて「盗賊にしてやる」……つまり、結局純粋な庇護をくれるわけじゃないっていう、北らしい厳しさ。

様々なブラッドリーの良さみが、余すとこなく表されてる良ストでした。う〜〜ん、渋くてカッコいいね、ブラッドリーくん。

 

「ブラッドリーや。そなたはいまだ若々しいのう。己の心や、己の力が、いずれかの運命に及んで、運命を変えられると信じておる。」

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……っていう、ホワイトのセリフについて。 まず個人的に「違うな」と思うことがあって、それは、ブラッドリーは「誰かの運命を変えたい」とは思ってないってことです。だって、ブラッドリーが変えたいのは「自分の運命」だから。

ブラッドリーは、「自分の運命を変えようと足掻く馬鹿」のことを愛するひとです。ブラッドリーは、例の子供の運命を「変えてやりたくて」救おうとしたわけではなく、そんな馬鹿のことが好きだから、救おうとするんです。たぶん思考回路が根本的にホワイトとは違ってるんだと思う(多分ネロもこんな感じで拾ったんやろね)。

……だけど。 彼は結果的に、「他の誰かの運命を変えて」しまっていると思います。例えばネロ、例えばゴーマンさん、そして盗賊団の皆さん。エトセトラエトセトラ。

つまりブラッドリーという人格の一番のヤバ・ポイントは、 ブラッドリーは、誰かの運命を変えようとせずとも、彼の生き様に巻き込む形で、人の運命を狂わす男だってことです。ブラッドリーはあくまで「自分のために生きてる」くせに、それを見る他の人たち(ネロとか)は、「彼に並べるように生きたい」と思うようになってしまうんです。だからみんなブラッドリーにクソでか感情抱いちゃうわけ。分かってんのかな?この罪の重さ。

 

本当は、ブラッドリーはその現実をちゃんと自覚して、責任を感じるべきだと思います。……でも……奴は鈍感なので気がつかないんですよね。ゴーマンさんがそうだったように、その命を燃やし切るその瞬間まで、ブラッドリーは愛情に報いないんです。なんせ気がつかないので。

だから、彼の鈍感さについては、「いまだ若々しい」と言ったホワイトのセリフがその通りだな、と思います。 兄貴なのにガキなんですよ、ブラッドリーくんは。キレそう。 (ちなみに私の2020年もお前に溶けてんだよ責任とってくれ)

 

ホワイトへの印象(4)

「俺がホワイトならまっぴらごめんだ。だが、俺がスノウなら、同じことをするかもしれねえな。」

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これさあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

前半のセリフは、まあ分かるんですよ。ブラッドリーは、「命の散らし方」に、すごい美学がある人なので、それを他人の手でめちゃくちゃにされるのは嫌なんでしょうね。死んだと思ったのに(ちゃんと覚悟して死んだのに)命を繋ぎ止められるだなんて、美学を汚された気持ちになるんだろうな。

だけど後半、後半のなあ……。 「同じことをするかもしれねえな」=「失いたくないものを失ってしまったら、その命を繋ぎ止めることをするかもな」っていう台詞。 確かにブラッドリーは、なんだかんだで執着心のある男だと思います。「死んだ?じゃあさよなら」……なんて冷たいことは、絶対できない男ですよ、ブラッドリーは。

でもなんだろう。 ブラッドリーが“その可能性”について、思考を巡らしたことがあるのかと思うと、すごく心が苦しいんですよね……。

 

「繋ぎ止めたい命」が誰か?っていうのは、それぞれの性癖嗜好に照らして解釈して良いと思うのですが、とにかく、そういう重要大切なものを手放す可能性について、一瞬でもブラッドリーが考えているという……その事実がもう、なんか、めちゃくちゃに苦しくて情緒が馬鹿になっちゃう。

いやなんで?君は超絶鈍感男の筈でしょ?? 君は……君は幸せなことだけ考えててくれればいいんだよ……おいしいごはん食べて、笑っててくれよ……。 (でもそういえば拙作くしゃみトリップシリーズは、晶ちゃんの命をこの世に留めようとするブラッドリーの話でしたね……もしか、解釈一致してんのか?頭回らん……)

 

下ネタ

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……えっちすぎん??????

 

 

 

現場からは以上です。ありがとうございました。